オフィスビルへの入居を考えるとき、セキュリティ面はどれくらいの人が見ているでしょうか。おろそかにされがちなセキュリティ面の重要性を考えていきましょう。
オフィスビルのセキュリティは千差万別
オフィスビルのセキュリティといってもそのセキュリティレベルはさまざまです。一見綺麗なビルで管理体制が行き届いていそうな物件でも、実際にはセキュリティ面が弱いというケースは多々あるようです。セキュリティの種類にも警備員や防犯カメラ、入退室管理システムなど、いろいろなものがありますのでひとつひとつ丁寧に確認することが必要です。
オフィス選びではセキュリティ体制のチェックを忘れがち
オフィス選びをする際に家賃や間取り、立地などの検討をする人は多いですが、セキュリティ体制について検討する人はまだまだ少ないようです。実際に契約してからセキュリティ面への不満を持っても、セキュリティ強化は簡単にできることではありません。立地や間取りなどの目で見える部分も大切ですが、企業の重要な情報が入るオフィスですから目には見えないセキュリティチェックもしっかりと行いましょう。おろそかになりがちなセキュリティ面のチェックはオフィス選びをする段階で意識的に行うようにしたいですね。
セキュリティ設備や警備保障の負担は誰が?
オフィスが入居しているビルのセキュリティ設備や警備保障の負担は誰がするのでしょうか。これに関しては直接的にはビルの管理会社が負担しています。しかし、セキュリティ設備や警備がしっかりしているほど当然家賃や管理費などの金額が高くなりますので、実質的には入居している企業が負担をしていることになります。
大事なのはビル全体のセキュリティだけじゃない!
オフィスビルのセキュリティを見るときに、当然ビル全体のセキュリティレベルをチェックすることは重要です。しかし、それだけでは不十分で、オフィス内のセキュリティに関してもしっかりと検討しなければなりません。ビル全体というのはビルの周辺やエントランス部分などを指します。一方でオフィス内というのはオフィスの入り口やオフィスの中にある情報管理室などの重要エリアを指します。このように、より高いレベルでのセキュリティを強化することも大切です。
最低限必要なセキュリティレベルは?
セキュリティレベルが高いに越したことはありませんが、強固なセキュリティになればそれだけ家賃も高くなります。そのため、自分たちのオフィスに最低限必要なセキュリティレベルを考えてみます。企業によっては、ビル本体のエントランスと個別オフィスへの入り口部分には入退室管理システムが導入されていることが必須となるでしょう。また、防犯カメラや警備員の24時間常駐も最低限ほしいところです。機械でのセキュリティ管理も重要ではありますが、警備員などの人的なセキュリティも重視するようにしましょう。顧客情報の流出などは特に企業全体のイメージ低下につながりかねませんので、オフィス選びを行う際には慎重に検討したいですね。