次世代オフィスという言葉を耳にすることが増えています。しかし、従来のオフィスとは一体どこが違うのでしょうか。従来のオフィスとの違いや一般的に見られる特徴と注目されているスタイル、そして次世代オフィスに必要なものを紹介します。次世代オフィスにすることで、そこから得られるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
次世代オフィスとはどんなオフィス?
次世代オフィスとは、椅子やデスクにOA機器が並んでいるだけという従来の形にとらわれず、遊びの要素を加えたり視覚的な部分を重視したりしてレイアウトされたオフィスのことを指します。個別のデスク以外にさまざまなスタイルで自由に仕事に取り組める空間を設けているところも多く、社員の自由な創造力を尊重し、リラックスした環境で生産性を高めることを目的としています。
見るからにオフィスらしくないオフィス
次世代オフィスと呼ばれているものは、従来のオフィスとは異なるものが多いのが特徴です。例えばデザイナー家具を使用してショールームのようにきれいにディスプレイされたオフィスや、従来ではあまり見られないアート感覚の壁紙を使用したものなども目立ちます。部屋の区切りをガラスパーテーションで区切ったり段差を設けたりしてオープンな空間にするなどの工夫もみられます。
まるでテーマパークのようなオフィス
最近注目されている次世代オフィスのひとつが『テーマパーク型オフィス』です。これは、ショールームタイプのように業種を選んでしまいがちな印象を受けるものに対し、誰もが参加しやすく親しみやすい印象を優先させたもので、遊び感覚の要素が強いものになっています。ジオラマのようにディスプレイされているところもあり、部署ごとにテーマを決めてレイアウトされているところもあります。
ICTがオフィスを変える
次世代オフィスを実現させる上で重要なもののひとつがICTです。ICTとは、インフォメーション・アンド・コミュニケーションテクノロジーを略したもので、情報通信を利用したコミュニケーションを指します。ITという情報通信技術を使用してコミュニケーションを図り、場所やスタイルを選ばない働き方を可能にすることは、次世代オフィスの基本的な条件ともいえます。
次世代オフィスで生産性アップ
従来のスタイルにとらわれない次世代オフィスは、社員がリラックスできる空間を設けたり、自分で働きやすいスタイルに合わせて自由に場所を選べたりすることで集中して仕事をすることができます。多くの企業が、作業効率がアップするだけでなく、自由な発想や創造性を豊かにする効果を実感しています。次世代オフィスで社員ひとりひとりの生産性を高め、企業の業績をアップさせましょう。