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2017.08.02

夢の1棟貸し!どうやって選べばいい?

広いオフィス、おしゃれなオフィス、個性的なオフィスなど、快適なオフィスを自由につくりたいなら1棟貸しを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。ここでは、自由度の高さが特徴の1棟貸しのメリットを中心に選ぶ際のポイント、コストなどについてご紹介します。

周りに気兼ねなく使える1棟貸し

賃貸オフィスの1棟貸しとは、ビル全体を丸ごと一つのオフィスとして貸し出すことを指します。賃貸オフィスは一般的に、一つのフロアやフロアの中で仕切られている一部を借りますが、1棟丸ごと借りることでさまざまなメリットが生まれます。最大のメリットは、周りに気兼ねなく使うことができる点です。複数の事務所が入っているビルでは、共用部分も多く、ルールが細かく決められていることが多いですが、1棟貸しは制約が比較的少なくなっています。

自社のカラーを出しやすい

1棟貸しの賃貸オフィスの場合、外装や看板設置の制限が少ない場合が多く、オフィスの外観を希望通りにしやすいというメリットがあります。また、お客様を迎える入口や内装などのデザインにもこだわることが可能で、自社のカラーを出しやすい物件が多いことも特徴です。一般的な賃貸オフィスでは、出入り口など共用部も多いですが、その部分は内装などが自由にできません。一方、1棟貸しでは、自社のカラーでビル全体に統一感を出し、自社ビルのように使うことができる点が魅力です。

自由度の高さが魅力

また、ビルとしての制約が少なく、自由度が高いこともメリットです。1棟貸しはフロアごとに空間が区切られているいるケースが多いですが、このような場合、例えば、「癒し」「集中」「ポップ」など各フロアでテーマカラーを決め、インテリアを統一すれば、おしゃれな空間を演出できます。また、最上階をパーティースペース、社員の宿泊スペースなどにして、社員のリラックスや利便性を向上する空間として役立てることもできます。この例のようにさまざまなアイディアをオフィスの空間づくりとして実現することが可能です。

コストカットになる?ならない?

1棟貸しは賃料が高いのでコスト高になると考えている方が多いのではないでしょうか。しかし、社員数に見合った大きさであれば、トータルコストをカットできる可能性もあります。多くのオフィスが入っているビルの場合、共有部分のメンテナンス、エレベーターの点検などに必要な共益費を支払います。ビル全体として業者に依頼するため、コストカットのためにもっと安い業者に変更することはできません。これに対し、1棟貸しの場合はオーナーの許可を取って自社で業者を選ぶことができます。また、清掃などもできる部分を自社で行い、最低限の内容で業者に依頼すればコストカットにつながります。このように1棟貸しは、賃料が多少高くなりますが、その自由度を生かしてコストを下げることが可能です。

契約条件次第でお得度が変わる

物件を選ぶ際に、撤退時に後継ぎテナントを見つけやすい物件を選ぶのもおすすめです。1棟貸しは、内装工事などが大掛かりになる場合が多く、撤退の際の原状回復費用が高くなるケースが多いので、立地やレイアウト、賃料など後継ぎテナントを見つけやすい物件であれば、撤退費用の圧縮につながります。
以上のように1棟貸しには数多くのメリットがあります。家賃が多少高いというデメリットもありますが、工夫次第で解消できる可能性もあります。社員の数や事業の内容、コストなども考慮しながら、自分のオフィスが1棟貸しに向いているかどうかを見極め、悔いのないオフィス選びを目指しましょう。