新築オフィスを借りる際の内覧は非常に重要です。しかしいくら内覧をしても、チェックすべきポイントを理解していないと意味がありません。そこで今回は、内覧時にどのようなポイントを重視すれば良いのか解説します。
物件のコンセプトは?貸主側の「想い」「拘り」を知ろう
借りた新築オフィスを今後どのように運用していくか、というコンセプトを持っている人は多いでしょう。しかしそれだけでなく、借りる前に物件自体のコンセプトを考慮することも大切です。たとえば従業員の安全性を重視して運用していくなら、「安心して使ってもらいたい」という想いや拘りの感じられる物件を選ぶのがおすすめです。物件の仕様を細かく見ると、貸主が考えたコンセプトが見えてくるでしょう。
周辺環境、街の持つイメージは?
周辺環境も、職場にとっては重要なポイントの一つです。いくら新築オフィスの内部が理想的でも、周辺環境の影響により業務に支障が出ることもあります。たとえば大きな道路が近くにあって騒音がうるさかったり、飲食店が裏にあって廃棄物の異臭がしたりするケースなどが考えられます。また街の持つイメージも大切です。取引先や顧客に与える会社のイメージに繋がることもあるからです。
セキュリティシステムは?
セキュリティは物件によって大きな差があります。一般的にオフィスには、個人情報や重要な契約書などが置かれているため、セキュリティ面は万全の備えをしておきたいところです。オートロックだけでなく、24時間監視のセキュリティシステムがあると被害に遭う可能性を大きく減らせるでしょう。警備員が常駐していることが望ましいですが、そうでないなら駆けつけるのに要する時間などをチェックしておきましょう。
エコ対策は?ランニングコストに大きく影響することも
どのようなエコ対策がなされているのかも重要なポイントです。毎日過ごすことになるので、ランニングコストに影響することも珍しくありません。たとえば、優れた断熱性能を持っている新築オフィスなら、冷暖房の利用にかかるコストを抑えられます。照明がLEDであることやトイレが節水タイプであることなど、細かいエコ対策の積み重ねによって、ランニングコストを大きく減らせる可能性もあります。
いざというときに役に立つ!BCPの設備状況は?
新築オフィスを借りるときは、BCPの設備状況も確認しておきましょう。災害や事故はいつ起こるか分かりません。そのような緊急事態が発生した場合でも、BCPの設備がしっかりしていると、事業における損害を小さく抑えられます。BCPの設備例としては、非常用発電機などが挙げられます。非常用発電機があれば、停電した場合でも事業を継続して行えます。
新築オフィスの内覧時には、ぜひ今回紹介したポイントをチェックしてみてください。