最近増えてきている、内装付きオフィス。貸主側で受付部分、会議室スペース、休憩スペースなどの造作を行って貸出す内装付きオフィスが増えています。今回は内装付きオフィスについてご説明いたします。
内装付きオフィスはどんなエリアに多いの。?
内装付きの物件は、千代田区、中央区に数多く見られます。物件数が多いエリアで他の物件との差別化を図りたい貸主様が取り組むケースが多いようです。なかには、青山、恵比寿などのオシャレなエリアの物件をよりオシャレにするために、スタイリッシュな内装を施して貸出すケースも御座います。基本的には人気エリアよりも少し物件を決めるのに苦戦するエリアが多いように感じられます。
内装付きとは、どんな内装がついていているの。
一般的に多いのは、受付部分、会議室スペースが造作されている物件が多いように感じます。受付部分は電話を置くスペースなども準備されていて、社名を表記して電話を置くだけで直ぐに使用できるものが多く見られます。会議室は、ガラス張りのパーテーションを利用して圧迫感を感じにくいものが増えています。会議室内の机やテーブルなども準備されているケースが多いです。稀に個性的な物件もございます。掘りごたつ仕様の打合せスペースを付けた物件や、カウンターテーブルを付けた物件、大きなバルコニーにハンモックが置かれている物件など個性的な物件も多いので内覧に行くと楽しい物件が多く見られます。
内装付きオフィスのメリットは?
1点目のメリットは、何といっても内装費が抑えられる事です。物件によっても異なりますが、多くの費用をかけて内装を準備している物件も御座います。内装費が通常の物件と比べて半分以下に抑えられるケースが多いです。2点目のメリットは、内覧時に実際の使用方法をイメージしやすい点です。ある程度、レイアウト決められていて造作が作られています。自分達で考えるのは、事務スペースの机の配置のみで良いケースが多く、担当者様の負担が軽減。さらには、借りたけどレイアウトをしてみたらイメージ通りにいかなかったというケースも少なくて済みます。
内装付きオフィスの注意点。
内装付きオフィスの注意点は、内装のない物件よりも賃料が2〜3割くらい高いケースが多く感じます。近隣の相場なども把握しながら選定を行うのが良いと思います。また、契約前に原状回復の範囲をチェックしましょう。交換が必要な物、クリーニングで良いものをきちんと掌握し原状回復の内容を納得したうえで契約を行いましょう。